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2009年11月11日

菊華展〜沼津御用邸さんで、西伊豆ガラス作家展開催中〜その4

その1
その2
その3に続き、、、



御用邸さんでは17日まで菊花展が開催されています。




人の頭ほどもある、巨大な花を丸々と付けた菊が
ずらりと並んでいます。




コンテストも開かれていたようで、これは文科省長官賞。

周りの菊と、どこがどう違うの??

と、思いましたが、じっくり見比べると、やはり花だけでなく
葉の大きさや色、生育の良さが、やっぱり違いました。

さっき、ネットで調べたら、3本仕立てで、それぞれが
「天」「地」「人」と言う設定で、高さや開き方などが
細かく意図したように育てるのが技なのだそうです。




しだれるように、仕立ててあった小さな菊。




外側の白い花びらと、内側のクリーム色の
花びらが、すごくかわいかったです。




私は、さっきのまあるい大きな菊よりも、この
ラーメンのような菊が気に入りました。

「管物」と呼ばれるようです。
確かに、管みたいですね。




見たことのないような菊の種類もありましたよ。




17日までの会期の間、お昼にはお弁当屋さんが出ていたり、
菊の相談コーナーや、苗の販売もしています。

喫茶コーナーでは、お茶とお茶菓子のセットも
販売されていました。

ぜひお急ぎくださいね〜

詳しくはこちら

  


2009年11月09日

沼津御用邸さんで、西伊豆ガラス作家展開催中〜その3

その1
その2に続き、、、



現在、沼津御用邸記念公園さん・西付属邸にて
開催されている、西伊豆ガラス作家展です。




この間ご紹介した、生島明水さんのご主人
さんの作品。

宇久須の鷺をモチーフに制作された作品です。

tata38さんの息子さんが驚いたという、ガラスで作られている
ですが、写真に入れるのを忘れました、、、

本当に刺さりそうなくらい、とがっている様子が
かなりリアルです。




こちらは、グラススタジオ ジェブの栗原さんの
恐竜の作品。

本当に発掘されかかっている化石のようです。
パート・ド・ヴェールという鋳造の作品です。




女官室に、並んだ作品は、奥の3つが私。
手前の2つは、光箱の井田さんの作品です。

金と銀をあしらった、琳派風でゴージャスな作品です。
私と同じ年ですが、ド派手な私とは正反対です。

本当に渋くて、いつもその色づかいに感心します。




こちらは、小品を集めたケースです。
雅ぃ〜な井田ワールド炸裂です。

ご覧になっていたお客様も、

「へぇ〜天皇陛下は、こういうものをお使いだったんだ〜」とか
「この井田さんって言う方、今もご健在??」なんて
勝手に話していました。

それぐらい、渋いです。(笑)

あ、そういえばご主人である、辻さんの作品の
写真を撮ってくるのを忘れました!

また当番の日に撮ってきます。




こちらは、グラスアルスの鹿住さんの作品。
鹿住さんは、彫刻家ですが、ガラスの作品も制作されるんです。

栗原さんと同じ、パート・ド・ヴェールの作品です。
他にも2点展示されています。

白く見えるのは、白い色ではなく、細かい泡がいっぱい
入る技法なので、それがガラスを不透明に見せます。

こういうレリーフ作品は、光の加減で見えなくなって
しまうので、ライティングに苦労されていました。


御用邸さんは、電気の容量が小さいので、
ライトの使用が限られています。

ギャラリーではないので、当然です。

この展覧会をご紹介いただいた崎山先生が、今年の1月に
「光が自由に使えないのを
逆に楽しんで制作したら?」

おっしゃったのが、頭の隅にずっとありました。

足りない足りないと考えるより、
それをプラスに使う。


今回私は、それをかなり意識して制作しました。

みなさんは、どうご覧になってくださるでしょうか?

さて、10日火曜にまた当番です。

他の作家さんの当番表も掲載します。
それぞれ気に入った作家さんに直接お話しを
されたい方は、いい機会ですよ〜

ぜひお越しくださいね。

11日と14日;生島さん御夫妻のどちらか
16日と17日;辻さん井田さん御夫妻
19日;私たち
21日;鹿住さん
25日;生島さん御夫妻のどちらか
26日;辻さん井田さん御夫妻
27日;私たち
28日;生島さん御夫妻のどちらか


今度は、同時開催されている菊華展のことも、
紹介したいと思います。


続く
  


Posted by FARO at 12:00Comments(3)FAROの展覧会

2009年11月08日

夕陽に映えるガラスオブジェ、まだあります。



西伊豆町堂ヶ島

遊覧船で、日本の”青の洞窟”、「天窓洞」に入れます。

でも今日は船ではなく、、、




地下道へ




ずっと奥に輝く場所が、、、




周りには、デザイン画がいっぱい。


そうです。
西伊豆ガラス作家の会で製作した、
夕陽に映えるガラスオブジェデザインコンテスト
入賞作品の残りの2点が展示されています。




松崎高校の生徒が描いた、大田子のメガネッチョ

タイトルは「共演」




デザイン画を元に、グラススタジオ ジェブの
栗原
さんが、パート・ド・ヴェールという技法で
制作しました。

高さは4〜50センチあります。
型を作るだけでも、大変だっただろうなと思います。

この作品は、そのデザイン通り、大田子海岸の
メガネッチョの見える場所に設置される予定です。




こちらは、仁科小学校の生徒が描いた波。

彼は、お父さんと弟と一緒に、サーフィン
楽しんでいるそうで、そのビッグウェーブを
描いたそうです。

先日のふるさと祭りで、表彰式があったのですが、
サーフィンの大会があるからと、トロフィーを貰うとすぐに、
会場へ飛んで行ったそうです。




そのデザインを、ゴリラグラスガレージの生島さん御夫妻
制作しました。

上の波は、吹きガラスで製作して、下の土台は
パート・ド・ヴェールで制作し、完成後磨いて
ジョイントしています。

明水さんは、パーツ作りに生涯で一番の重量で苦労したと、
嘆いていました。

考案者の男の子の願いどおり、本当は海の見える
場所
に置きたかったのですが、いかんせん、西伊豆の
海岸線は、全て国定公園
で、このような色のあるもの、
輝くものを設置するのが赦されていません。

検討を重ねた結果、この作品は
沢田公園に置かれるそうです。

私達と、光箱さんで作った「輝き」も、みんなで作った
「光の変化を味わうガラスのモニュメント」も、
本当はそれぞれ希望の場所があったのですが、
叶いませんでした。



あっという間に、今日で国民文化祭も終わりです。

嵐のような日々でしたが、充実していました。
西伊豆ガラス作家の会のメンバーも、一緒に
作品を作り上げることによって、今まで以上に
結束が固くなった
と感じています。

とてもいい経験でした。

夕陽のオブジェは、ずっと町の財産として残ります。

そして、静岡ガラス作家展は、来年まで開催中〜
ぜひ、ガラスと夕陽を満喫しに、西伊豆へお越しください。


さて、夕方まで時間があります。

本日最終日の田子中学校での、子どもたちのガラス作品展
お忘れなく。
  

2009年11月05日

サーフィン大会の楯の制作



昨日は、夜中の12時過ぎまで仕事をしていました。

7日に白浜で行われる、サーフィン大会
入賞者に贈られる「楯」です。


4週間前に、突然電話でお問い合わせがありました。

こんなに忙しい時期に、無理だと一瞬思いましたが、
工房までお越しくださって、吹きガラス体験も
していただき、お引き受けすることにしました。

お客様との話し合いで、シンプルなデザインに
決まりました。

出来上がりは単純に見えますが、実は大変な苦労がありました。

本体は、軽々しくない、厚みのある皿を、
丸く丁寧に1枚1枚吹いて制作しました。

それぞれの賞の文字を彫刻するのも36種類あって、
間違えないように何度もチェックして、貼りました。

それも、凸凹反転だったので、シートがはがれず
はがして皿に張り付けるだけで5時間かかりました。

それぞれに箱を用意し、皿立てを用意して、
今日無事に発送しました。

本当に忙しい時期で、時間がなく、ご予算との兼ね合いも
あってこういうスタイルになりましたが、ご希望の
デザインどおりに納期もギリギリ間に合って、
何とか仕上がって、ほっとしています。


大会の日が、サーフィンに絶好の日和で、そして
負傷者なく無事に済むのを祈ります。
  

Posted by FARO at 21:52Comments(0)FAROのガラス作品

2009年11月02日

kissyさんと奥様が!!。西伊豆ガラス作家展〜その2

その1に続き、、、



昨日の当番は、ゴリラグラスガラージの
生島明水
さんと一緒でした。

彼女は、吹きガラスもやりますが、フュージングや
キャステイングといった、キルン(電気炉)ワークにも
長けています。




お子さんが好きなものを、いっぱいガラスで
作って、クルクルガーガーワールドを作っていました。

お手洗いの空気の色と、作品がとてもマッチして、
清々しい空間が出来上がっていました。


と、そこへ








kissyさんと、奥様が!

何だか、今日はkissyさん御夫妻に会える気がしていたんです!

予感的中!!


先ほどの明水さんの作品の説明に、ずいぶん熱心に
聞き入ってくださって、後ろで見ていたら

「へ〜」とか「ホ〜」とか連発で、おかしかったです。

でもこうして、作家から直接、どういう想いで製作したのかとか、
ここが苦労したんですとか言うお話ができるのは
作家にとっても、とてもいい出会いだと思います。




一方、私の作品「La luna」

実は、蓋の部分を納品前日に割ってしまい
その時点ですぐに制作し直しました。

翌日の搬入の日は、ジャミラーズに連れまわされて
帰宅は夜の10時半

それから夜中の1時までかかって、加工して
初日の昨日、持ち込みました。

実は蓋の部分、もともとは黄色かったのです。

作品タイトルの意味は、「月」
だから、ベレー帽のような形で、真っ黄色にしていました。

でも、どうもしっくりこない、、、

そう思いながら加工していたら、ガラスの方から
「さよなら!」
って、割れて行きました。

そういうことってよくあるのです。

そんなお話をkissyさんと奥様にさせていただいたら
また「へ〜」とか「オー」と声をあげて、本当に
真剣に聞いてくださいました。

そんな風に理解してくださる、お二人が大好きです。




入場料を払って、わざわざお越しくださったのに、更に
お土産までいただきました。

http://kissy.i-ra.jp/e154224.html

Aチーズ。

(一瞬、「特攻野郎」を連想した私は、今年40歳ですが何か?)

しっとりと甘すぎないニューヨークスタイルのチーズケーキ。

能登の方言でいうところの「まんでうまい!」

チーズケーキファンのお兄ちゃんは、
とろけるような笑顔を浮かべていました。

KISSYさん、奥様、いつも本当にありがとうございます。
奥さまのお心遣いには、いつも助けられます。
感謝の気持ちでいっぱいです。


続く

  


Posted by FARO at 12:21Comments(6)FAROの展覧会