2014年06月19日
諦めた後、、、
この春は、残念だけど諦めることがいくつかありました。
そのひとつに、稲作があります。

4月27日、主人と次男と播種機で籾を蒔きました。
今年も、昨年同様、青々とした苗ができると思っていました。
しかし、待てど暮らせど芽が伸びませんでした。
出ても、本当に数えるくらい、、、
寒すぎたんだろう。
と、師匠が言うので、昼夜暖かい工房に置くことに。

本来なら、溢れるほどの緑の苗で覆われていなければなりません。
師匠が毎日見に来てくれて、栄養剤などを撒いてくれたり、
手を尽くしてくれましたが、変化は見られませんでした。
籾を消毒するためにお湯に浸けるのですが、熱すぎて煮えて
しまったのかもなと今になって思い返したりします。
この春は、ちょっと問題が起こり、先行きが不透明になって、
果してたんぼに全力投球できるか不安でした。
そんなあやふやな気持ちで始めたからでしょうか?
苗の方から「お断りだよ!」って、辞めたのかもなんて、思ったり、、、
できた苗を買ってくるという選択肢や、再度籾から苗を育てるという
選択肢もあったのですが、先の不安材料が心をよぎり、師匠には
諦めたいと伝えました。
地主さんにも、やり直せっていわれたけど、諦める旨伝えました。
そうか、、、
と無理強いせず、去年から言ってくれていた、精米機をくれました。
「米はもうないから、使わないしな。
おらぁ、もうたんぼやんないからさ!」

12年前の精米機でしたが、コンパクトでまだまだ綺麗なものでした。
今まで、隣町のコイン精米所まで運んでいたので、お金も手間も
かかりましたから、とても嬉しい機械です。
使い方も、教えてくれました。

真っ白なお米がサラサラと出てきました。
私たちは、まだ100キロくらい貯えがあるので、そのまま20キロほどの
白米にして、配達しました。
また、無くなったら持ってきますね!と言ったら
「ダメだ!こんなたくさん。
あんたちは、今年は米が採れないだから、これは食べるに取っとかないと!」
と、言ってくれました。
「これじゃあ悪ぃから、、、」
と、たくさんのジャガ芋と、玉ねぎをまた持ってきてくれました。(・_;)
この間、主人がたんぼの草刈りに行ったら、近所の女性が、
今年はたんぼやらないのか?
と、聞いてきたそうです。
事情を話したら、楽しみに応援していたのに残念、、、と言ったそうです。
近所の御隠居さんも、たんぼどうした?と気にして訪ねてくれました。
近所で稲作をしているおじさんも、
「オイ!お前っち、たんぼ止したって言うじゃん!
何でオレに言わないだぁ?
どうにでもやりようがあったのに、、、」
と、心配して怒鳴り込んで来ました。(笑)
「そうか、、、まあ、仕方ない。来年は、オラと一緒にやろうじゃ!
何でも教えてやるからさぁ。遠慮しないでさぁ!」
私の愛するこの土地は、そんな人達が暮らしています。
そのひとつに、稲作があります。

4月27日、主人と次男と播種機で籾を蒔きました。
今年も、昨年同様、青々とした苗ができると思っていました。
しかし、待てど暮らせど芽が伸びませんでした。
出ても、本当に数えるくらい、、、
寒すぎたんだろう。
と、師匠が言うので、昼夜暖かい工房に置くことに。

本来なら、溢れるほどの緑の苗で覆われていなければなりません。
師匠が毎日見に来てくれて、栄養剤などを撒いてくれたり、
手を尽くしてくれましたが、変化は見られませんでした。
籾を消毒するためにお湯に浸けるのですが、熱すぎて煮えて
しまったのかもなと今になって思い返したりします。
この春は、ちょっと問題が起こり、先行きが不透明になって、
果してたんぼに全力投球できるか不安でした。
そんなあやふやな気持ちで始めたからでしょうか?
苗の方から「お断りだよ!」って、辞めたのかもなんて、思ったり、、、
できた苗を買ってくるという選択肢や、再度籾から苗を育てるという
選択肢もあったのですが、先の不安材料が心をよぎり、師匠には
諦めたいと伝えました。
地主さんにも、やり直せっていわれたけど、諦める旨伝えました。
そうか、、、
と無理強いせず、去年から言ってくれていた、精米機をくれました。
「米はもうないから、使わないしな。
おらぁ、もうたんぼやんないからさ!」

12年前の精米機でしたが、コンパクトでまだまだ綺麗なものでした。
今まで、隣町のコイン精米所まで運んでいたので、お金も手間も
かかりましたから、とても嬉しい機械です。
使い方も、教えてくれました。

真っ白なお米がサラサラと出てきました。
私たちは、まだ100キロくらい貯えがあるので、そのまま20キロほどの
白米にして、配達しました。
また、無くなったら持ってきますね!と言ったら
「ダメだ!こんなたくさん。
あんたちは、今年は米が採れないだから、これは食べるに取っとかないと!」
と、言ってくれました。
「これじゃあ悪ぃから、、、」
と、たくさんのジャガ芋と、玉ねぎをまた持ってきてくれました。(・_;)
この間、主人がたんぼの草刈りに行ったら、近所の女性が、
今年はたんぼやらないのか?
と、聞いてきたそうです。
事情を話したら、楽しみに応援していたのに残念、、、と言ったそうです。
近所の御隠居さんも、たんぼどうした?と気にして訪ねてくれました。
近所で稲作をしているおじさんも、
「オイ!お前っち、たんぼ止したって言うじゃん!
何でオレに言わないだぁ?
どうにでもやりようがあったのに、、、」
と、心配して怒鳴り込んで来ました。(笑)
「そうか、、、まあ、仕方ない。来年は、オラと一緒にやろうじゃ!
何でも教えてやるからさぁ。遠慮しないでさぁ!」
私の愛するこの土地は、そんな人達が暮らしています。
Posted by FARO at 23:07│Comments(3)
│心に思うこと
この記事へのコメント
こんにちは♪以前にお伺いさせていただいた木村です。田んぼ残念でしたね。我が家は先週末、田植えの手伝いに土肥に帰っていました。
田植えや稲刈りは、協力しあってやるものですものね。
FARO さんのご近所の方の温かい言葉に、私もほろっと来てしまいました!
また夏休みにお伺い出来たらと思っています♪
田植えや稲刈りは、協力しあってやるものですものね。
FARO さんのご近所の方の温かい言葉に、私もほろっと来てしまいました!
また夏休みにお伺い出来たらと思っています♪
Posted by ユミ at 2014年06月20日 14:35
今年は残念だったね
いい経験?をしてしまいましたが 周りの人達の多くが
何かしら気にしていてくれるのが嬉しいですね
いい経験?をしてしまいましたが 周りの人達の多くが
何かしら気にしていてくれるのが嬉しいですね
Posted by やまめ
at 2014年06月21日 04:22

***ユミさん***
こんにちは。
田んぼは慣れてないと、なかなか自分だけではできないですね~
去年、田んぼやらないか!って持ちかけて来てくれた師匠は、
今年はもう『君たちはもう一人でやりなさい』って、突き放されて、、、
トラックも貸してくれたんだけど、今年は新車を買ったから、
使うんなら1日5000円ね!といわれて、、、
ちゃんとガソリン入れて返していたんですけど。
そんな感じで、全ての人が無条件に優しいわけではないのですが、
必ず誰かが私達のことを見ていてくれて、心配してくれていて
本当に幸せな毎日だと、感謝しています。
***やまめさん**
そうなんです。
よそから、全く身よりの無い私達がやってきたことを心配して、初めから
多くの人が助けてくれます。
今は子どもたちがいるので、彼らを通じて、またいろんな人とのかかわりがあり、お父ちゃんのバイト先でも様々な出会いがあり、、、
人生って面白いですね~
こんにちは。
田んぼは慣れてないと、なかなか自分だけではできないですね~
去年、田んぼやらないか!って持ちかけて来てくれた師匠は、
今年はもう『君たちはもう一人でやりなさい』って、突き放されて、、、
トラックも貸してくれたんだけど、今年は新車を買ったから、
使うんなら1日5000円ね!といわれて、、、
ちゃんとガソリン入れて返していたんですけど。
そんな感じで、全ての人が無条件に優しいわけではないのですが、
必ず誰かが私達のことを見ていてくれて、心配してくれていて
本当に幸せな毎日だと、感謝しています。
***やまめさん**
そうなんです。
よそから、全く身よりの無い私達がやってきたことを心配して、初めから
多くの人が助けてくれます。
今は子どもたちがいるので、彼らを通じて、またいろんな人とのかかわりがあり、お父ちゃんのバイト先でも様々な出会いがあり、、、
人生って面白いですね~
Posted by FARO
at 2014年07月02日 09:24
