2014年01月14日
大切なグラスの修理
昨年末、
『口元が欠けてしまったグラスを直すことができますか?』
とのお問い合わせの電話。
見てみないと分からないというお返事をしたら、実家が近くなので
帰省がてら、持ってくださるとのこと。
持って来てくださったグラスは2客。
フランスの超有名クリスタルガラスメーカーのグラスでした。
『とっても大切なグラスだったんですが、何にもしないのに
口のところが気付いたら欠けてて、、、
メーカーに電話しても直せないって言われて、、、
本当に大切なのに、使えなくて残念で、、、
直していただけるのでしたらと思いまして。
でも、あまりお高いのでしたら、諦めます。』

原因があって結果があります。
何にもしなかったら、グラスは欠けないでしょう。
このグラス、底が2センチもある大変重いものなのですが
口元は本当に繊細に薄い、、、
たとえば、このグラスを洗って水切りする場合、柔らかいタオルなど抜きで
どこかに伏せたら、グラス自身の重みで口元が欠けるかもしれません、、、
いずれにせよ、クリスタルガラスは軟らかく傷つきやすいのが特徴です。
この極端に違う厚みのせいで、
加工中に歪みが生じて割れるかもしれない、、、
というリスクがあるので、正直自信がありませんでした。
けれどお客様は、今の状態ではどうせ使えないし、
割れても構わないからトライしてほしいとのお返事。
できるだけ安く上げたいということなので、一周綺麗に削るより、
欠けた部分を馴染ませながら削る方をお勧めしますとお伝えし、
その方法で直すことになりました。
『で、おいくらでしょうか?』
と問われ、主人と相談してお伝えしたら
『え?そんなに安くやっていただけるんですか??
なら、これもお願いします!』
と、新たに2客のピルスナー登場~笑
あれれ???また安く言いすぎちゃったかな?
フィンランドを代表する食器メーカーのピルスナー。
こちらはソーダガラスだから、硬いだろうね。
ということで、計4客のグラスを修理することになりました。
大切なグラス、、、
壊れたら本当に申し訳ないので、なかなか勇気が出ませんでしたが、
昨日、寒さに震えながら研磨しました。
欠けた部分が消えるまで削るので、口元は水平よりも少し
たわんだような感じに削ります。
その後、丸くなるように削って行って、最後は磨き。

ほとんど分からないように研磨できました。
ピルスナーも硬かったけど、何とかご要望通りに修理できました。
きっとお客様は、大切な思い出を思い起こしながら、
グラスを傾けられるでしょうね。
『口元が欠けてしまったグラスを直すことができますか?』
とのお問い合わせの電話。
見てみないと分からないというお返事をしたら、実家が近くなので
帰省がてら、持ってくださるとのこと。
持って来てくださったグラスは2客。
フランスの超有名クリスタルガラスメーカーのグラスでした。
『とっても大切なグラスだったんですが、何にもしないのに
口のところが気付いたら欠けてて、、、
メーカーに電話しても直せないって言われて、、、
本当に大切なのに、使えなくて残念で、、、
直していただけるのでしたらと思いまして。
でも、あまりお高いのでしたら、諦めます。』

原因があって結果があります。
何にもしなかったら、グラスは欠けないでしょう。
このグラス、底が2センチもある大変重いものなのですが
口元は本当に繊細に薄い、、、
たとえば、このグラスを洗って水切りする場合、柔らかいタオルなど抜きで
どこかに伏せたら、グラス自身の重みで口元が欠けるかもしれません、、、
いずれにせよ、クリスタルガラスは軟らかく傷つきやすいのが特徴です。
この極端に違う厚みのせいで、
加工中に歪みが生じて割れるかもしれない、、、
というリスクがあるので、正直自信がありませんでした。
けれどお客様は、今の状態ではどうせ使えないし、
割れても構わないからトライしてほしいとのお返事。
できるだけ安く上げたいということなので、一周綺麗に削るより、
欠けた部分を馴染ませながら削る方をお勧めしますとお伝えし、
その方法で直すことになりました。
『で、おいくらでしょうか?』
と問われ、主人と相談してお伝えしたら
『え?そんなに安くやっていただけるんですか??
なら、これもお願いします!』
と、新たに2客のピルスナー登場~笑
あれれ???また安く言いすぎちゃったかな?
フィンランドを代表する食器メーカーのピルスナー。
こちらはソーダガラスだから、硬いだろうね。
ということで、計4客のグラスを修理することになりました。
大切なグラス、、、
壊れたら本当に申し訳ないので、なかなか勇気が出ませんでしたが、
昨日、寒さに震えながら研磨しました。
欠けた部分が消えるまで削るので、口元は水平よりも少し
たわんだような感じに削ります。
その後、丸くなるように削って行って、最後は磨き。

ほとんど分からないように研磨できました。
ピルスナーも硬かったけど、何とかご要望通りに修理できました。
きっとお客様は、大切な思い出を思い起こしながら、
グラスを傾けられるでしょうね。