2014年11月25日
ペットのお位牌、仏具のニューアイテム
長い長いお休みをいただいております。
遊んでいるわけではないのですが、はたから見ると、
遊んでいるように見えるでしょうね!(笑)
まもなく火を着けると思うのですが、如何せん、主人の
裁量に任されているので、私がとやかく言って
ヘソ曲げられたら一大事なので、それとなく
お仕事溜まってるよと、伝えている毎日です。
随分と、ステンドグラスに浸っており、
このままステンドグラスでやって行こうかな、、、
と、血迷うこともしばしば。
いや、実際、私にはステンドグラスの才能が皆無ですから、
土台無理な妄想ですが、ランニングコストが一切かからない
技法を、心底羨ましく思うのです。
さてさて、遊んでいるわけではないのなら何してるんだ?と
問われれば
この現状を打破して、新たに開発した商品で
攻めてくことを、日夜考えているところです。
また妄想かい!o(`ω´ )o
と、叱られそうですが、企業診断士の先生とお話して、
ボンヤリとしていたものが、ハッキリ見えてきました。
ペットのお位牌、仏具を、もうちょっと頑張っていくと。
それで、新たな商品を毎日考えていまして、いろんな
アイデアが浮かぶわけですが、さっきお風呂に入っていて
降りてきたものはこれ。↓

お位牌や仏具は、すでに何度か作っていますが、
それらを置く台を作ろうかと、、、
FAROのお位牌をご依頼くださった方の半分くらいは
お仏壇でなく、チェストの上などに、祭壇のような
コーナーを設けて飾っていらっしゃるようです。
ガラスの台に乗せたら、ひときわ凛として見えるなあと。
それに、ガラスの上にガラスなら、お位牌が倒れないように、
粘着剤などで着けても、取る時綺麗に剥がれます。
そしたら、台をステンドグラスの薄い綺麗な箱にして、
そこに、生前ワンちゃんや猫ちゃん達が使っていた首輪や
毛布、遺髪など、しまっておけるようにしたらどうかしら?
なんて、考えていました。
天板には、遺してあれば本人の足跡とか彫刻したりして?
みなさん、どう思われますか?
主人は、亡くなったカンジの首輪を取ってあって、
匂いをかいでいたりしました。
http://faro.i-ra.jp/e416755.html
そんな風に、懐かしいものを収める宝箱です。
遊んでいるわけではないのですが、はたから見ると、
遊んでいるように見えるでしょうね!(笑)
まもなく火を着けると思うのですが、如何せん、主人の
裁量に任されているので、私がとやかく言って
ヘソ曲げられたら一大事なので、それとなく
お仕事溜まってるよと、伝えている毎日です。
随分と、ステンドグラスに浸っており、
このままステンドグラスでやって行こうかな、、、
と、血迷うこともしばしば。
いや、実際、私にはステンドグラスの才能が皆無ですから、
土台無理な妄想ですが、ランニングコストが一切かからない
技法を、心底羨ましく思うのです。
さてさて、遊んでいるわけではないのなら何してるんだ?と
問われれば
この現状を打破して、新たに開発した商品で
攻めてくことを、日夜考えているところです。
また妄想かい!o(`ω´ )o
と、叱られそうですが、企業診断士の先生とお話して、
ボンヤリとしていたものが、ハッキリ見えてきました。
ペットのお位牌、仏具を、もうちょっと頑張っていくと。
それで、新たな商品を毎日考えていまして、いろんな
アイデアが浮かぶわけですが、さっきお風呂に入っていて
降りてきたものはこれ。↓

お位牌や仏具は、すでに何度か作っていますが、
それらを置く台を作ろうかと、、、
FAROのお位牌をご依頼くださった方の半分くらいは
お仏壇でなく、チェストの上などに、祭壇のような
コーナーを設けて飾っていらっしゃるようです。
ガラスの台に乗せたら、ひときわ凛として見えるなあと。
それに、ガラスの上にガラスなら、お位牌が倒れないように、
粘着剤などで着けても、取る時綺麗に剥がれます。
そしたら、台をステンドグラスの薄い綺麗な箱にして、
そこに、生前ワンちゃんや猫ちゃん達が使っていた首輪や
毛布、遺髪など、しまっておけるようにしたらどうかしら?
なんて、考えていました。
天板には、遺してあれば本人の足跡とか彫刻したりして?
みなさん、どう思われますか?
主人は、亡くなったカンジの首輪を取ってあって、
匂いをかいでいたりしました。
http://faro.i-ra.jp/e416755.html
そんな風に、懐かしいものを収める宝箱です。
2014年11月10日
遺骨ペンダントの修理
昨日、真っ暗に陽が落ちてから、お客様が雨の中やってきました。
ペンダントの修理を依頼されていました。
お父様のお骨を入れたガラスペンダント。
http://fglass.i-ra.jp/e745861.html
穴の部分を割っちゃって、100均の接着剤でつけたら、
変な風になっちゃって、、、
と、2週間ほど前に持ち込まれました。
接着剤は、瞬間接着剤だったようで、多量につけたため、
ガラスの接合部分からはみ出して、白くガビガビに。
しかも金具共々つけたので金具が穴の中で、曲がったままで
くっついてしまっています。
この接着剤が取れるかわからないので、もしもダメだったら、
お骨が入っている部分を使って、作り直しになります。
と、お伝えしてお預かりしました。
お父様には申し訳なかったのですが、
1週間、シンナーに浸けておきました。
それでもものすごく固かったのですが、力技で何とか外れました。
綺麗に洗浄して、ガラス用の接着剤で付けておきました。

「え?どこが割れてたところか、分からない!」
と、大喜びで受け取り、お帰りになりました。
もうひとつ、預かっていた修理品がありました。
子供たちの保育園の先生だった方のお母様。
先生は、うちのガラスを、よく買ってくださったのですが、
お母様がそのひとつを割ってしまったそう。
「娘に叱られちゃって、、、」
と、持って来られました。
実はもう一人の娘さんである先生のお姉様のグラスを、
綺麗に修理したのを見て、
直せるかも!と思っていらっしゃったようです。
http://fglass.i-ra.jp/e732827.html
しかし、ここまで大きく3つに割れています。
接着はできるけど、見た目は割れたままですよ。
と、ご了承いただいて、付けました。

やはり割れ目は残りますが、一応、元の姿には戻りました。
ガラスは、割れたら終わりですが、どうしても直したいと
思われる大切なものでしたら、
ダメ元で一度FAROへご相談ください。
直せるものは、破片がほぼ全て残っているものだと、良いです。
そして必ず、勝手にその辺の接着剤は使わないでくださいね!
以下、修理の実例をまとめます。
サッカーボールのトロフィーの修理
http://fglass.i-ra.jp/e472263.html
ランプの火屋の修理
http://fglass.i-ra.jp/e651331.html
ダイヤモンドのトロフィーの修理
http://fglass.i-ra.jp/e212213.html
アンティークランプの火屋の修理
http://fglass.i-ra.jp/e212032.html
欠けたグラスの修理
http://fglass.i-ra.jp/e732827.html
ペンダントの修理を依頼されていました。
お父様のお骨を入れたガラスペンダント。
http://fglass.i-ra.jp/e745861.html
穴の部分を割っちゃって、100均の接着剤でつけたら、
変な風になっちゃって、、、
と、2週間ほど前に持ち込まれました。
接着剤は、瞬間接着剤だったようで、多量につけたため、
ガラスの接合部分からはみ出して、白くガビガビに。
しかも金具共々つけたので金具が穴の中で、曲がったままで
くっついてしまっています。
この接着剤が取れるかわからないので、もしもダメだったら、
お骨が入っている部分を使って、作り直しになります。
と、お伝えしてお預かりしました。
お父様には申し訳なかったのですが、
1週間、シンナーに浸けておきました。
それでもものすごく固かったのですが、力技で何とか外れました。
綺麗に洗浄して、ガラス用の接着剤で付けておきました。

「え?どこが割れてたところか、分からない!」
と、大喜びで受け取り、お帰りになりました。
もうひとつ、預かっていた修理品がありました。
子供たちの保育園の先生だった方のお母様。
先生は、うちのガラスを、よく買ってくださったのですが、
お母様がそのひとつを割ってしまったそう。
「娘に叱られちゃって、、、」
と、持って来られました。
実はもう一人の娘さんである先生のお姉様のグラスを、
綺麗に修理したのを見て、
直せるかも!と思っていらっしゃったようです。
http://fglass.i-ra.jp/e732827.html
しかし、ここまで大きく3つに割れています。
接着はできるけど、見た目は割れたままですよ。
と、ご了承いただいて、付けました。

やはり割れ目は残りますが、一応、元の姿には戻りました。
ガラスは、割れたら終わりですが、どうしても直したいと
思われる大切なものでしたら、
ダメ元で一度FAROへご相談ください。
直せるものは、破片がほぼ全て残っているものだと、良いです。
そして必ず、勝手にその辺の接着剤は使わないでくださいね!
以下、修理の実例をまとめます。
サッカーボールのトロフィーの修理
http://fglass.i-ra.jp/e472263.html
ランプの火屋の修理
http://fglass.i-ra.jp/e651331.html
ダイヤモンドのトロフィーの修理
http://fglass.i-ra.jp/e212213.html
アンティークランプの火屋の修理
http://fglass.i-ra.jp/e212032.html
欠けたグラスの修理
http://fglass.i-ra.jp/e732827.html
2014年07月12日
亡くなった娘さんのお誕生日に、、、
9日の日、予約されていたお客様がお越しになりました。
ナビでいらっしゃるとおっしゃっていたのですが、当日電話で、
ナビが古くて良くわからない、、、と尋ねられていました。
縦貫道が出来たので、速くなったけど、道がわからないでしょう。
到着したお二人は、何だかへとへとのご様子。
私より少し年上くらいのお母さんと、20代の娘さん。
でも娘さんは、何だか険しいお顔で入ってこられました。
体験の見本をお見せして、何を作るか決めていただくときに、
もっと小さいものが吹けますか?と、お母さんが尋ねられました。
『あの、、、
以前、娘のお位牌を作っていただいたものです。
今日はお仏壇に供える、お水を入れる器を作りたくて、、、』
申込書のお名前を見て、すぐに思いだしました。
ああ!ピンクのお花の!
4月。
メールで問い合わせがありました。
21歳の娘さんが、朝ベッドで突然亡くなっていたと、、、
その日は結婚式の前の日だったのに。
解剖してもらっても、死因は分からず、突然死ということ。
とにかく、可愛くて、純粋な子だったから、そんなイメージで
お花をあしらって欲しい。
そして、彼女の好きだったマークも入れてほしいということでした。

いただいたイメージには、本当に可愛い娘さんのプリクラが
貼ってあって、結婚式を控え、最高に幸せだったはずの
彼女を連れて行くなんて、神様は何て無慈悲なんだろうと思ったのでした。
お母さんの気持ちに応えるべく、試行錯誤してお届けしました。

ガラスの形状から、少々伸びたように見えますが、下の方には
ピンクと白のお花を入れました。

背面には、ご希望通り、誕生日から命日までを彫りました。
『その節は、綺麗なお位牌を本当にありがとうございました。
実は今日、娘の誕生日なんです。
それで、あの子が食べてみたい!って言っていた、”さわやか”のハンバーグを、
あの子の姉と一緒に食べようと探したら、一番近いのが富士で、、、
そのうちに、FAROさんを思い出して、よってみようかと、静岡の友達に
聞いたら、「富士から西伊豆は遠くない」って言うもんですから
体験の予約をして。
それで宿を御殿場に取ったのですが、まさかこんなに遠いなんて、、、』
「え!?これから御殿場にとんぼ返りですか???
それはそれは大変でした。だから、あんなに疲れた様子だったんですね!!」
ずっと千葉から運転してきた娘さんが、不機嫌だったのも納得です。
お母様は、亡くなった娘さんの為に。
お姉さんは、ほぼ同じころ亡くなったペットの為に、、、
それぞれ小さなグラスを吹いて行かれました。

せっかくなので、裏側に日付とメッセージを彫って差し上げることにしました。
お母様は、『Happy Birthday』と、彫ってほしいとおっしゃいました。
お二人で汗を拭きながら、初めとは別人のような笑顔で、『楽しかった』と
また御殿場まで御帰りになりました。
げんこつハンバーグは、おいしかったかな??
私が作るお位牌の仕事を手伝いながらも、
「お悔やみの仕事ではなく、お祝いの仕事をしたい、、、」
といつもこぼしている主人の気持ちにも、ちょっと変化があったのでは
ないかな~って、私は思っています。
ナビでいらっしゃるとおっしゃっていたのですが、当日電話で、
ナビが古くて良くわからない、、、と尋ねられていました。
縦貫道が出来たので、速くなったけど、道がわからないでしょう。
到着したお二人は、何だかへとへとのご様子。
私より少し年上くらいのお母さんと、20代の娘さん。
でも娘さんは、何だか険しいお顔で入ってこられました。
体験の見本をお見せして、何を作るか決めていただくときに、
もっと小さいものが吹けますか?と、お母さんが尋ねられました。
『あの、、、
以前、娘のお位牌を作っていただいたものです。
今日はお仏壇に供える、お水を入れる器を作りたくて、、、』
申込書のお名前を見て、すぐに思いだしました。
ああ!ピンクのお花の!
4月。
メールで問い合わせがありました。
21歳の娘さんが、朝ベッドで突然亡くなっていたと、、、
その日は結婚式の前の日だったのに。
解剖してもらっても、死因は分からず、突然死ということ。
とにかく、可愛くて、純粋な子だったから、そんなイメージで
お花をあしらって欲しい。
そして、彼女の好きだったマークも入れてほしいということでした。

いただいたイメージには、本当に可愛い娘さんのプリクラが
貼ってあって、結婚式を控え、最高に幸せだったはずの
彼女を連れて行くなんて、神様は何て無慈悲なんだろうと思ったのでした。
お母さんの気持ちに応えるべく、試行錯誤してお届けしました。
ガラスの形状から、少々伸びたように見えますが、下の方には
ピンクと白のお花を入れました。
背面には、ご希望通り、誕生日から命日までを彫りました。
『その節は、綺麗なお位牌を本当にありがとうございました。
実は今日、娘の誕生日なんです。
それで、あの子が食べてみたい!って言っていた、”さわやか”のハンバーグを、
あの子の姉と一緒に食べようと探したら、一番近いのが富士で、、、
そのうちに、FAROさんを思い出して、よってみようかと、静岡の友達に
聞いたら、「富士から西伊豆は遠くない」って言うもんですから
体験の予約をして。
それで宿を御殿場に取ったのですが、まさかこんなに遠いなんて、、、』
「え!?これから御殿場にとんぼ返りですか???
それはそれは大変でした。だから、あんなに疲れた様子だったんですね!!」
ずっと千葉から運転してきた娘さんが、不機嫌だったのも納得です。
お母様は、亡くなった娘さんの為に。
お姉さんは、ほぼ同じころ亡くなったペットの為に、、、
それぞれ小さなグラスを吹いて行かれました。
せっかくなので、裏側に日付とメッセージを彫って差し上げることにしました。
お母様は、『Happy Birthday』と、彫ってほしいとおっしゃいました。
お二人で汗を拭きながら、初めとは別人のような笑顔で、『楽しかった』と
また御殿場まで御帰りになりました。
げんこつハンバーグは、おいしかったかな??
私が作るお位牌の仕事を手伝いながらも、
「お悔やみの仕事ではなく、お祝いの仕事をしたい、、、」
といつもこぼしている主人の気持ちにも、ちょっと変化があったのでは
ないかな~って、私は思っています。
2014年06月13日
シンクロニシティ
体調もだいぶ良くなり、気持ちが塞ぎこむことも、涙が止まらなくなることも
かなり減って、毎日元気にガラスを吹いています。
いや、じっとしていると、おかしくなりそうだったので、わざと忙しく
していたのが本音ですが、仕事があって本当に有難いな~って
思いながら過ごしていました。
そして、主人や温かい友達に、そっと優しく接してもらい、
ゆっくり癒された20日間です。
ただ、自分が果報者であることを、感謝しています。
皆さまにも、大変ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
泣いている間も、お位牌のご依頼がいくつか入り、同じように悲しみを
お客様とシエアできるようになったことが、私の別れの意味だったのだと
認識できるようになったのも、立ち直るきっかけになったかもしれません。
そんな中、ちょっと不思議なシンクロニシティを体験したので、そのお話。
5か月で死産されたママとパパとお兄ちゃんになるはずだったボクが、
私を訪ねて茅ケ崎からお越しくださいました。
事前にお電話でお問い合わせがあり、いろいろお話をして、
お位牌のデザインなどをすり合わせていたのですが、
次の日に電話で、「やっぱり伺います!」と、、、
何だか急に、切羽詰まったような感じで西伊豆までお越しになる様子
だったので、ファロへ来なくても製作できますよと私の方が引くくらい。
『吹きガラス体験もしてみたいので、、、』
とおっしゃるので、ご予約を承り、当日は一通り、吹きガラス体験をして
いただきました。
その後家の坊主たちに、お兄ちゃんの世話を任せて、いよいよお位牌の
話しあいを始めました。
『あの、虹色のサンプルを見せてください』
パパは初めにそうおっしゃいました。
(ああ、確か電話口でそんな話、出したっけな。)
と、奥から休業中にお位牌の依頼があった時の為に、あらかじめ
作っておいた予備のお位牌のいくつかを持ってきて、お見せしました。
『ああ!綺麗!』
と、パパとママが声を上げました。
『実は、妻が死産した日の夜、私が見た夢に綺麗な虹が出てきたのです。
お電話したとき、いきなり『虹色のお位牌とかもありますよ』と言われたので、
もうびっくりして。
(え??何でそれを知っているの??)
それで居ても立っても居られなくなって、来ることに決めたんです!
普段はこんな風に行動的じゃないんです。
本当に、何かもう(行かなくちゃ!)って思って、、、
お話をうかがっていて、以前、小さなお子さんを残して病気で亡くなった
娘さんの為にと、お母様から依頼されたお位牌の事を思い出しました。
あのときも、お母様と話をしていて、頭の中に”蓮の花”が浮かんできて
『蓮の花を入れたらどうでしょうか?』とご提案して制作したことがあります。
後日、お母様が
『娘が亡くなる前に、二人で蓮の花の綺麗な池に行ったことが
思い出深かったので、いきなり”蓮”と言われた時、ドキッとしました。』
と、おっしゃったのでした。
なんでしょうか?不思議な偶然の一致なのか、必然なのか、、、
そうして出来上がったのがこちらのお位牌です。

泡がなかなか綺麗に入らなくて、これは3つ目でした、、、
更に長くなってしまうので、続きはHPで、、、
http://www.f-faro.com/IHAI78.html
お礼のお手紙に使われていたシールの言葉に、
私はグッときてしまいました。

かなり減って、毎日元気にガラスを吹いています。
いや、じっとしていると、おかしくなりそうだったので、わざと忙しく
していたのが本音ですが、仕事があって本当に有難いな~って
思いながら過ごしていました。
そして、主人や温かい友達に、そっと優しく接してもらい、
ゆっくり癒された20日間です。
ただ、自分が果報者であることを、感謝しています。
皆さまにも、大変ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
泣いている間も、お位牌のご依頼がいくつか入り、同じように悲しみを
お客様とシエアできるようになったことが、私の別れの意味だったのだと
認識できるようになったのも、立ち直るきっかけになったかもしれません。
そんな中、ちょっと不思議なシンクロニシティを体験したので、そのお話。
5か月で死産されたママとパパとお兄ちゃんになるはずだったボクが、
私を訪ねて茅ケ崎からお越しくださいました。
事前にお電話でお問い合わせがあり、いろいろお話をして、
お位牌のデザインなどをすり合わせていたのですが、
次の日に電話で、「やっぱり伺います!」と、、、
何だか急に、切羽詰まったような感じで西伊豆までお越しになる様子
だったので、ファロへ来なくても製作できますよと私の方が引くくらい。
『吹きガラス体験もしてみたいので、、、』
とおっしゃるので、ご予約を承り、当日は一通り、吹きガラス体験をして
いただきました。
その後家の坊主たちに、お兄ちゃんの世話を任せて、いよいよお位牌の
話しあいを始めました。
『あの、虹色のサンプルを見せてください』
パパは初めにそうおっしゃいました。
(ああ、確か電話口でそんな話、出したっけな。)
と、奥から休業中にお位牌の依頼があった時の為に、あらかじめ
作っておいた予備のお位牌のいくつかを持ってきて、お見せしました。
『ああ!綺麗!』
と、パパとママが声を上げました。
『実は、妻が死産した日の夜、私が見た夢に綺麗な虹が出てきたのです。
お電話したとき、いきなり『虹色のお位牌とかもありますよ』と言われたので、
もうびっくりして。
(え??何でそれを知っているの??)
それで居ても立っても居られなくなって、来ることに決めたんです!
普段はこんな風に行動的じゃないんです。
本当に、何かもう(行かなくちゃ!)って思って、、、
お話をうかがっていて、以前、小さなお子さんを残して病気で亡くなった
娘さんの為にと、お母様から依頼されたお位牌の事を思い出しました。
あのときも、お母様と話をしていて、頭の中に”蓮の花”が浮かんできて
『蓮の花を入れたらどうでしょうか?』とご提案して制作したことがあります。
後日、お母様が
『娘が亡くなる前に、二人で蓮の花の綺麗な池に行ったことが
思い出深かったので、いきなり”蓮”と言われた時、ドキッとしました。』
と、おっしゃったのでした。
なんでしょうか?不思議な偶然の一致なのか、必然なのか、、、
そうして出来上がったのがこちらのお位牌です。

泡がなかなか綺麗に入らなくて、これは3つ目でした、、、
更に長くなってしまうので、続きはHPで、、、
http://www.f-faro.com/IHAI78.html
お礼のお手紙に使われていたシールの言葉に、
私はグッときてしまいました。

2014年03月28日
嬉しくて不思議なお話。
昨日の夜、電話がなりました。
『あの、、、
去年、赤ちゃんのお位牌を作ってもらったものです。
実は、、、』
こんな言葉で始まるメールやお電話を、時々いただくのですが、
この後に続く言葉は、良いお話の可能性も悪いお話の可能性もあり、
私はものすごくドキドキします。
『実は、あれから妊娠して、
無事に赤ちゃんを産むことができて、
そのご報告をしようしようと思っていたのに、
なかなかご連絡できなくて。』
キャー!おめでとうございます。
すごくうれしいです!!!
ところが、私はまだこのママのことが思い出せません。
年間、2~30人のお位牌を制作させていただいているので、
細かく覚えていることができないのです。
『あの時、一緒に作っていただいた大容量のグラス、
主人は毎日使っています。』
その言葉を聞いて、ああ!と私は思い出しました。
ご家族みなさんの目の前で、作り上げたお位牌でした。
http://fglass.i-ra.jp/e641678.html
その時お父さんが、自分の晩酌用の大きなタンブラーを
お位牌と同じデザインで作ってほしいとおっしゃったのでした。
一緒に、お供え用の器も依頼されました。


やっとママのことが分かって、私はホッとしました。
すると、お位牌のことについて、ママが不思議な話をしてくださいました。
お寺さんが、お位牌を見て「とても素敵だ」とほめてくださったそうです。
そして、赤ちゃんの戒名の意味について話し始めたそうです。
「瑛光」という文字が初めにつくのですが、「瑛」と言う文字は
”ガラスや水晶”と言う意味であり、「光」は、”輝く”という意味で
付けたそうです。
だから、偶然にも透き通るガラスでお位牌が出来上がってきたので
とても驚かれたそうです。
戒名の意味を初めて聞かされたママも、とっても不思議なご縁を
感じたそうです。
私もそれを伺って、心の中が温かくなっていくのを感じました。
なんでしょうね?
赤ちゃんが選んだのでしょうか?
亡くされた赤ちゃんと同じく、女の子を授かったママは、毎日忙しいようです。
『この子が遠出できるようになったら、またFAROさんへ
行きたいと思っています。』
と、おっしゃってくださいました。
楽しみにしています。是非是非お越しくださいね。待ってます。
と、電話を切りました。
本当に嬉しいお電話でした。
有難いお話でした。