2009年02月11日
ガラス溶解炉の中
この間、ガラス溶解炉の中の坩堝に穴が開いて、
休業になりました。
その時の記事
あれから、10日。
炉内もだいぶ冷めたようなので、お父ちゃんが
修理を始めました。
手前にあるのが、今回穴があいた坩堝。
ホラ!
穴が開いているでしょう?
もとは相肉の厚みだったのに、ガラスがどんどん侵食
してこんなふうに中がボコボコに溶けていくんです。
首のあたりのサメの歯のような溝も、ガラスが
溶かして行ってこんなになっているんです。
まだ、冷めきっていないようで、
ピシピシ音をたてていました。
坩堝が置かれていたスペースはこんな感じ。
流れ出てしまったガラスが冷えて固まってしまっているので、
お父ちゃんが叩き割って、はずしています。
そうそう、
あの時、流れ出てしまったガラスを掻い出したでしょう?
真っ赤に溶けていたの、覚えています??
すっかり冷めて、粉々に割れています。
ガラスはちゃんと温度管理をして徐冷しないと、
このように割れてしまう、とてもシビアな素材なんですよ。