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2014年07月11日

思いがけず、磐田北高卒業生との出会い

最強の台風が来る!

ということでしたが、とにかく昨夜は暑くて、、、
私は、雨や風にすぐ気付くところで寝ているので、そうなったら
すぐに締められるから、、、と、窓を開けていました。

そのまま気付いたら朝、、、

え?台風いつ来た??

というのが、今朝の家族の会話でした。
みなさん、被害はございませんでしたでしょうか?


雨風に備えて、工房の窓は全て締め切っておいたのですが、
朝足元を見たら、工場長が、、、



この暑いのに、新聞紙敷いて寝てました、、、

夕方には、外で、、、



寝てばっかり。


さて、台風が来る前に、若い女性が二人で体験にみえました。

予約の時から、風鈴を作りたい!とおっしゃっていました。

二人で写真を撮り合って、楽しそうにお好みのデザインの風鈴を制作されました。




翌日、窯から出したら宅急便で送るので、ご住所を書いていただいたら
磐田宛てでした。

私も磐田ですよ!高校は磐田北。

と、話したら、

『わ!私達も、磐北ですっ!!!』


お~~~~
思いがけず、こんなところで先輩後輩の出会い!


でも、私は女子高だった時でね~今は共学でしょう?
野球部あるんだもんね~びっくり。

と話したら、一人が、

『私はできたばかりの弓道部でした!
道場が無くて、週に一回外へ練習に行って、、、』


おお!!私も今、弓道習っているんですよ!
磐田で道場と言ったら、かぶと塚かな?

『そうです!他の日は、ひたすら幼稚園に
畳を立てかけたところに当ててました。』


ああ、幼稚園、閉園したんだね~
保育科の子たち、朝からお手伝いしてたんだよな~
看護科もないんでしょう?

『はい、今は福祉科になっています。』

そっか~私達のころは、看護科の子が、体育館で戴帽式に出席して、
壇上でろうそくを灯してナイチンゲール誓詞を朗読したんだよ~
それはそれは、感動的でね、、、

だんだんため口になっている私の話を、二人は嬉しそうに聞いてくれました。

で、今はどんなお仕事?と尋ねたら
一人はまさに看護師、もう一人はケアマネージャーとして頑張っているそう。

自分の後輩が、資格を持って、立派に働いていることを嬉しく思いました。

実は、看護師の子が七夕のこの日が誕生日ということで、
その記念にどうしても風鈴作りたい!と思って探したそうです。

せっかくのご縁ですからと、それぞれの風鈴に、日付を彫らせてもらいました。

帰り際、私と記念撮影をしたいと言ってくれて、3人で写真を撮りました。

大変なお仕事だと思いますが、頑張って欲しいな~と思いました。
  


2014年07月10日

台風への備え

さっき携帯から、なにやらチャイムが鳴りました。

避難所を開設したと、町からのエリアメール。

キャンドルホルダーを、自宅へ持ち帰り、早めにお風呂とご飯を済ませて寝るべしですね?

皆さんも、どうかお気をつけて。
被害が何事もありませんように。
  

Posted by FARO at 17:22Comments(0)FAROのガラス作品

2014年07月08日

トンボ柄ぐい飲み~伊豆長岡あやめ祭弓道大会~

私の趣味は弓道です。

先生とは、震災の年に本当に運命的な出会いをしました。

http://faro.i-ra.jp/e335094.html

習い始めて3年半、、、
毎年先生や先輩方が運営される、あやめ祭弓道大会のお手伝いを
させていただいているのですが、今年の大会が日曜日に開かれました。

毎回、入賞された方や抽選で選ばれた方に、記念品を贈ります。

私が入ったばかりのころ、ある先輩が私に、

「あなた、ガラスやってるんでしょう?
何か景品になりそうなの、500円くらいでない?」


と、私に尋ねたのでした。

(そんな安いもの、箸置き一個くらいだよ、、、(-_-メ))

と、当時ムッとしましたが、普段この素晴らしい道場で、先生始め、
皆さんに大変お世話になっているんだから、その恩返しにと、
毎年ガラス作品を提供させてもらうことに決めたのでした。

最初の二年は、私の風鈴を景品にしました。

閉会式の最後に、参加者の番号が入った箱から、
私が当選者を選ばせていただいていますが、
去年引いた番号は、何と!私自身の番号でΣ( ̄□ ̄;)、
道場に集まる108人のものすごい「ドッ!」という笑撃の中で、
めちゃくちゃ恥ずかしい思いをしました、、、

三年目の今回は、風鈴以外に何か作りたいなあと考えていました。
ぐいのみにしようと決めたのですが、どんなものがいいか、悩んでいました。

弓道にちなんだものは、やはりの模様だろうけど、このデザインは、
吹きガラスでは表現するのに手間がかかり、私の持ち出しが、、、(ToT)

もっと作りやすくて喜ばれる模様を先輩方に尋ねると
「トンボ」という言葉が出てきました。
何で?

トンボは、前にしか進まないから、、、


だそうです。
昔の武将も、それにちなんで、トンボ柄を武器や装束にあしらったそうで、、、

素晴らしいヒントを得て、早速取り掛かったのですが、
またこれが難しくて、、、(-_-)

吹いているうちに、トンボがどんどん伸びて巨大化したり、
では絵付けで、、、とやってみたら安っぽかったり、、、

最後に行き着いた表現方法で、なんとか完成~




泡と、淡い色ガラスをうず巻きにして、爽やかにしてみました。

うまく行かなかった羽根は、純銀澄を7ミリくらいの長さに切って(+_+)、
ガラスで引いた細い棒と一緒に溶着しました。

目玉は、最後に溶かし付けて、、、




これなら作り慣れた風鈴の方が、よっぽど楽だったと後悔しながらも、
新たな表現を導き出せたので、楽しかったです。

昨日の大会は、過去最高の参加者だった昨年を更に上回る206人の方が、
県内だけでなく、千葉や埼玉、東京や神奈川、山梨など遠くからもみえました。

景品も良いし、楽しいし、温泉も入れる!と、口コミでどんどん
参加者が増えているようで、、、

今回は、我々運営側のキャパシティーを超えてました、、、
とにかく忙しいのなんの、、、

来年も期待されて、もっとたくさん来ちゃったらどうしよう、、、

と、先生も心配されていました。
どうなるんでしょうか、、、


で、トンボぐい飲みはというと、私のミラクルは今年は発揮されず、
無事1回目で、大学生の番号を引き当てました。

個人的には、年配の先輩方を想定していたので、若い男性に
受け入れられるか心配ですが、一応嬉しそうに貰ってくれました。

他の参加者の皆さん、全員に記念品が配られ、
大盛況のうちに、今年の弓道大会が終了しました。

来年はどんな作品にしようかな~~








  


Posted by FARO at 16:36Comments(3)FAROのガラス作品弓道

2014年07月04日

17日まで、近鉄百貨店四日市店さんで展示会です

依然として、忘れてしまいたいことや、
どうしようもないさみしさに包まれているんですが、
私は見た目によらず『下戸』なので、
お酒ではなく、仕事で紛らわせています。

ここのところ、とにかく蒸し暑くて、火の前は死にそうに暑いです。

でも、この間、フェイスブックで知り合った方からのメッセージで、
とにかく今は、何か考える前に、

『作って作って作りまくる!』

というスローガンが心の中に湧いてきて、紙に書いて工房の壁に貼り、
意識してとにかくガンガンガラス吹きまくっております。
で、家に戻るとヘロヘロで、気付いたらうたたねしています。
そんな調子ですぐに寝落ちしてしまうので、更新がままなりません、、、

そんな中、毎晩夜中の3時に寝る日々を経て、先日やっと搬入が終わりました。
3日から、三重県の近鉄百貨店四日市店さん8Fで、展示会を開催しております。

展示は17日までですが、滋賀県の草津店さんでの展示は
8月いっぱいまでだそうです。

四日市店さんの展示スペースが、草津店さんより広いらしく、今回は
かなり大量に作品を送らせて頂きました。

新作のヨーヨー花入れも送りましたよ。




風鈴は、ハート風鈴は、ミニサイズも含め全種類22種
虹や、空の風鈴も送りました。






こんな花器もヒーヒー言って作りました。
高さは30センチ近いです。






昨日は、京都の河原町にある京都高島屋さんのバイヤーさんと、担当者さんが
遠路はるばる西伊豆までお越しになり、展示の打ち合わせをしました。

9/10(水)~10/7(火)で、『手仕事マルシェ』という企画に
参加させていただくことになりました。

月替わりで、日本各地の手仕事を紹介するコーナーだそうです。
9月は東海4県の工房の作品で、私達のガラスのほかに、枡や、和紙、木綿の
工房や作家さんの紹介と販売されるそうです。

今月末からは、毎年恒例の三島プラザホテルさんでの
『西伊豆ガラス作家展』です。

まだまだ暑さにへこたれている場合ではないようです。

この夏も突っ走ります。



  


Posted by FARO at 23:31Comments(3)FAROの展覧会

2014年07月02日

夕陽が沈むガラス表札


この間「ナンでしょう?」と尋ねたところ、

http://fglass.i-ra.jp/e777531.html

みなさんが、全員『海に落ちる夕陽』と答えてくださいました。

ありがとございます。その通りです。

事の始まりは、春先、、、

近所の山田さんが、表札を頼みたいと来てくれました。

6月にお父様の一周忌があり、その時に表札をお父様のものから
自分のものに変えて、お披露目したい、、、と。

どんなデザインが良いか尋ねても、『何でもいい』
『わからないから任せる』
の一点張り、、、

そんな~~~~

お披露目されるほど大事な表札なのに、たたき台も無いの?

と、突っ込んだら、『じゃあ、西伊豆らしいものがいいな、、、』

う~~~ん、、、夕陽???

『トンボロでも良いよ。』

いや、トンボロは難しいでしょ?表札には、、、、

なんて、曖昧な話し合いの中で、モヤモヤしながらのスタートでした。

いや、きっと既製品の表札にすれば、早いし、かっこいいはずなのに、
『お任せで作って!』ということは、せっかく作るなら地元で仕事を
作ってあげたいという心遣いだ
と、私はわかっています。
だから、予算なんて関係なく、全力で取り組むことにしました。

(西伊豆といえば、ガラスと夕陽と海だよな~)
と、まずは板ガラス作りから。

オレンジの板と、青い板を作ることにしました。

丸い円盤状に板ガラスを作る方が簡単なのですが、厚みが均等になりにくいので
それぞれ模様をつけてシリンダー状にガラスを吹いて、縦に切れ目を入れて、
切り離し、焼きながら開きにして、窯に入れました。

文字で書くと簡単だけど、これはどえらい大変な作業でした。

さて、翌日冷めた夕陽色と、海の色、2枚を重ねるわけですが、
いきなり重ねて溶着すると、板の波打ち具合で泡が入ってしまうので、
きっちり真っ平らにするために、電気炉で板状に溶かしました。

翌日窯から出してから、夕陽の部分と海の部分を、下地の白を
出すために、ダイヤでガンガン削って行きました。
想像以上に厚みがあって、上の層を削り取るのが大変でした。

そうしてようやく、土台と海の板を重ねて焼くことが出来ました。
同時に、あらかじめ同じように作っておいた太陽も
載せて、3枚溶着させました。




出来上がった表札にテープを貼り、レタリングをして、カッターで切り、
そこへサンドブラストをして彫刻しました。




結構深めに、、、




何でかというと、名前の部分は

『黄金崎にちなんで金色が良い。』

とのご要望で金彩を施したかったのです。

金といっても、金液に20パーセントほど金が混ざっているもので、
はっきり言って、茶色い絵の具にしか見えない、、、

ムラになりやすいので、丁寧に塗って、乾燥させて窯に入れたのですが、、、




ギョえ~~~~~ムラムラじゃん!!!

一周忌が2日後に迫っていましたので、ガッカリしている時間がなく、
再度マスキングし直して、サンドブラストをかけ直し、金を剥がしました。

白いままでは、名前が全く目だちません、、、

悩んだ末に、金の塗料を埋め込むことにしました。

やっと完成しましたが、表札が付く場所は焼いた杉板のような部分なので
裏が透ける板ガラスとかに貼っても格好悪いな~と、ホームセンターまで行って
ステンレスの板やカラーの金属を探していたのですが、結局白が一番
映えるような気がしたので、アクリル板を買ってきました。




四隅にボール盤で穴を開け、ねじで留めるつもりでしたが、
木造家屋ですから、ピカピカの金属ねじではしっくりこないかなと
化粧ビスで隠すことにしました。




雨の中、「(一周忌)もうお寺さんに行くよ~!」
皆さんが集まり始めているお宅へ伺い、お父様の表札を外し、
新しい表札を付けてきました。

初めご覧になった時は『可愛いな。』と、ちょっと困惑されているようでしたが、
それでも、喜んでくださっているようでした。

私も、お家の前を通るたびに、あの表札を見ることが出来て嬉しく思います。

ありがとうございました。





  


Posted by FARO at 08:53Comments(0)FAROのガラス作品