ワンちゃんのガラスの手形
ワンちゃんの手形を作って欲しいと、静岡から、
フェリーに乗ってご家族がお見えになりました。
一目で高齢のワンちゃんだとわかりました。
瞳が真っ白だったのです。
目が見えないので、とっても震えていました。
怖がっているので、数秒で粘土に手形を採りました。
パパが抱いていたので、ママとお嬢さんがスマホで手形を
採っているところを写真に納めていました。
クリアのガラスの写真たてに接着するので、その盾に裏側から
なぞれば、手書きのメッセージなどをそのまま私がなぞって
彫ることができますよ!
とご提案したら、皆さん喜んで、お嬢さんが代表で
ワンちゃんの名前や生年月日、今日の日付と
『家族の末っ子!』
『あいらびゅー』
など、いろいろ書いていらっしゃいました。
皆さんの様子を拝見すれば、とにかく愛情たっぷりに育った
ワンちゃんだとわかります。
小さな手形が採れました。
この後、石膏を流して型を取り、西伊豆の珪石を砕いた砂に
スタンプして、1400度近いガラスを流し込み、ガラスにします。
ワンちゃんがいつか天国へ渡っても、肉球のプニっとした
様子がいつでも思いだせる手形になることでしょう。
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